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ビートルズを誰にでも分かりやすく解説するブログです。メンバーの生い立ちから解散に至るまでの様々なエピソードを交えながら、彼らがいかに偉大な存在であるかについてご紹介します。

(号外)ビートルズ研究の第一人者、マーク・ルイソン氏と直接コンタクトが取れました!

ビートルズ研究の第一人者として、世界中にその名を知られているマーク・ルイソン氏と直接コンタクトが取れました!今回はこのことについてお話しします。

 

私が同氏にコンタクトを取ったきっかけは、2017年2月16日に日本の偉大な作曲家の船村徹氏が亡くなったことです。彼がビートルズが1962年10月5日にプロデビューするより前にその実力に気づいたという記事を見かけたことがきっかけでした。

 

同氏がビートルズと初めて出会った時のことについては、私の別稿で紹介しておりますので、詳しくはそちらをご覧ください。 

 

www.studiorag.com

 

1 マーク・ルイソン氏とは?

マーク・ルイソン氏は、ビートルズ研究の第一人者であり、彼らのことについて世界中の誰よりも良く知っている人物です。2016年12月に「ザ・ビートルズ史 上下巻」というビートルズの歴史について研究した大作の日本語版を刊行しています。

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2 ルイソン氏へのメール

ルイソン氏は、自己のHPでビートルズに関する資料や証人を広く世界中の人々に対して求めています。そこで、私は、彼らがまだプロとしてレコード・デビューする前に、日本の作曲家の船村徹氏が、世界で初めて彼らの才能に気づいたのではないかというお話を日本時間の2017年2月21日にメールで送信しました。次のような内容です。

 

「拝啓 マーク・ルイソン様

私は和田晋司と申します。日本に住んでいます。私は、長い間ビートルズのファンであり、あなたの本を読んでいます。私は、あなたをビートルズ研究の第一人者として大いに尊敬しています。

ところで、あなたに伝えたい情報があります。それは、世界で初めてビートルズの才能に気づいたのは、日本人だったかもしれないという事実です。

その人は、日本の偉大な作曲家であり、数多くの名曲を作曲した船村徹氏です。 彼は、1959年に日本のアニメ映画「少年猿飛佐助」の音楽を制作しましたが、これはアメリカのMGMから「Magic Boy」として配布され、ベニス国際映画祭でグランプリを受賞しました。

彼は、音楽制作の実績を評価されてヨーロッパに招待され、イギリスを訪問しました。そして、彼はそこでビートルズに出会ったのです。時期ははっきりしていませんが、1960年か1961年のようです。

彼は、ビートルズをEMIで見たと語っていましたが、彼らがEMIでオーディションを受けたのは1962年であり、おそらく彼の記憶違いであると思います。当時、ビートルズは、ジョニー&ザ・ムーンドッグズという名前で様々なオーディションに参加していました。彼が出会ったのはその時ではないかと思います。

彼は、他のミュージシャンも一緒にゲスト審査員として観ました。彼が観たミュージシャンではバンドはビートルズだけであり、他はソロ歌手だったとのことです。

そして、主催者からどのミュージシャンが一番良かったかと尋ねられると、彼は「あの汚いバンドが最高だった」と答えました。もちろん彼は、ビートルズのことを指したのです。彼らは、まだブライアンエプスタインと会っていなかったし、黒の革ジャンを着ていました。

この事実は、船村氏がビートルズの才能を世界で初めて発見したことを意味しています。しかも、彼らがプロのミュージシャンとしてメジャーデビューする前ですから、とても意義深いことです。

残念ながら、同氏はもう亡くなっているので、彼から直接話を聞くことはできません。私は、あなたにこの点を調査し、ビートルズの歴史に新しい1ページに追加していただきたいと思います。

敬具 和田 晋司」

 

3 ルイソン氏からの返信

何と、早速、翌日にルイソン氏から次のような返信がありました! 

 

「拝啓 和田晋司様

ビートルズの歴史に関する私の情報提供および証人の紹介依頼に応えていただき、誠にありがとうございます。私は、あなたのメールを確かに拝見し、あなたにさらなる情報の提供をお願いするかもしれません。私は、あなたに提供していただいた情報を高く評価します。そして、これによりビートルズをより良く理解する方向に向かうでしょうし、悪くないことだと考えます。

敬具    マーク・ルイソン」

 

 

 

4 ルイソン氏へさらに送信

私もまたすぐに次のような返信を送りました。

「マーク・ルイソン様

ご返信ありがとうございます。あなたの研究に貢献できることは大変光栄です。しかし、私は、日本の芸能界とはまったく関係がありませんので、私が調査するのは難しいです。

もちろん、日本の芸能関係者の中にはあなたを知っている人が数多くいますから、あなたは彼らに直接連絡することができると思います。例えば、JASRACまたは日本コロンビア株式会社です。

イギリスには、ビートルズが1960年から61年に登場したオーディションやコンテストを主催した関係者がまだ生存している可能性があります。あなたが彼らにインタビューすれば、船村氏に関する情報を得るかもしれません。彼らは同氏を喜んで招待したので、誰かがその事実を記憶しているでしょう。

また、あなたは、ポール・マッカートニー卿と連絡を取ることができるでしょうし、彼が事実を覚えている可能性もあります。

あなたが調査した結果裏付けが取れた場合は、その事実を全世界に知らせてくだい。

和田晋司」

 

5 今後の調査に期待

人一倍探求心に溢れた方ですから期待はしていましたが、まさかこんなに早く食いついてくれるとは思いませんでした(^_^;)残念ながら、私は芸能界とは何の関係も無いので、私が調査するのは困難です。しかし、彼ほどの大物なら日本の芸能関係者に直接コンタクトすることができるでしょう。今後の調査に期待したいと思います。

 

それにしても、惜しいことをしました。私が船村氏とビートルズとの出会いを知ったのは、同氏が亡くなったつい最近のことでしたから。もっと早く知っていたら、この事実を彼に知らせ、同氏に直接インタヴューしてもらえれば、「ザ・ビートルズ史 上下巻」に同氏のことを記載してもらえたかもしれません。

(続く)

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