★ビートルズを誰にでも分かりやすく解説するブログ★

ビートルズを誰にでも分かりやすく解説するブログです。メンバーの生い立ちから解散に至るまでの様々なエピソードを交えながら、彼らがいかに偉大な存在であるかについてご紹介します。

(187)ビートルズ、乗馬を楽しむ~そして貴重な手書きの歌詞と

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1 ケネディ暗殺の話題で盛り上がる

(1)ビートルズの注目を集めたステファニー

前回のお話の続きです。

ステファニーは、ケネディ大統領暗殺事件の話題でメンバーの注目を集めました。特に、ジョンが興味津々でその話題を持ち出しました。何しろダラスといえば、ケネディが暗殺された場所で、まだそれから1年も経っていなかったのです。

何と彼女は、暗殺の現場にいたんです。彼女は、ケネディが乗った自動車が走る沿道に立っていて、彼が暗殺される直前に彼と目が合ったと語り、ジョンは、すっかり彼女の話に夢中になり、いつの間にか彼女が話題の中心になって話が盛り上がりました。

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午前2時を過ぎ、ブライアンは、女の子たちにそろそろ帰るよう促しました。彼は、ステファニーにビートルズのサインをもらったかどうか尋ねました。彼女は、話に夢中になっていたので、まだサインをもらっていないと応えました。ブライアンは、自分のペンとホテルの便箋を渡し、彼女にサインをもらうよう勧めました。彼女は、4人全員のサインを1枚の便箋にしてもらいました。

 

(2)ブライアンにもサインを求めた

その後、彼女は、ブライアンに歩み寄り、ファンミーティングをセットしてくれたことを感謝しました。そして、彼がとても紳士的だったので、同じ便箋に彼もサインしてくれるよう頼みました。ステファニーは、ブライアンがビートルズのサインを台無しにしたくないので、最初はサインするのをとても嫌がっていたと語っています。まあ、マネージャーとしては当然の対応ですし、ブライアンも控え目な人でしたから。

それでもステファニーは、彼にサインして欲しいと頼んだので、彼は、しかたなく便箋の右下の空白を見つけて、ビートルズのサインを邪魔しないようにできるだけ端の方にサインしました。

2 記念写真も撮影

サインが終わると、デレクはビートルズと一緒に写真を撮影することを提案しました。彼は、リンゴにポラロイドカメラを持ってくるよう求め、女の子とビートルズ全員を一緒に撮影しました。

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ステファニーは、本当は大好きなポールの隣に座りたかったのですが、それにはジョージから離れて移動しなければならず、彼に悪いのでそれはできませんでした。ジョージが彼女の耳元に口を寄せて年齢を聞くと、彼女は15歳と答えました。ジョージは「ブライアン、ぼくたちはヤバいことをしてるよ!」と告げました。

 

ファン・クラブの代表の女の子たちとファン・ミーティングをしただけですから、違法でも何でもないんですけどね(^_^;)でも、深夜だったからちょっとまずかったかな❓

でも、ステファニーは、ちょっぴり後悔したかもしれません。一生に一度のことなんだから、思い切ってポールの側に行けば良かったと。

デレクは、リンゴのカメラで写真を撮影し、彼女たちにとって一生の想い出となるその瞬間を永遠に保存しました。彼女は、前回の記事で紹介したサインを手に持っています。

3 ファン・ミーティングの後も面会した

(1)その後も面会したステファニーたち

ダラスの記念講堂で行われたビートルズの記者会見に彼女たちが合流したのを最後に、彼女らのファン・ミーティングは終了しました。

その夜のコンサートの前に、ステファニーとヨランダは、ビートルズともう一度面会し、今度はライターをプレゼントしました。ライターには何か刻印されていたようなのですが、どんな模様だったのかまでは分かりません。

ジョージは、これまた地元のファンからプレゼントされたベルトを持っています。

1966年8月24日、ステファニー、ヨランダとステファニーの姉妹であるデビーは、ビートルズドジャースタジアム・コンサートの4日前に開いた、ハリウッドのキャピトルレコードビルでの記者会見に出席しました。その会見は、アルバム「リヴォルヴァー」がゴールド・レコードを受賞したことについて開かれたものでした。

そのイヴェントの時に、彼女たちはステージに呼び出され、ビートルズから特別に製作されたプレゼントをもらいました。これもどんなものだったのかは分かりません。

前回ご紹介したビートルズとブライアンが一緒にしたサインは、1992年にステファニーから他の人に売却され、現在もその人が所有しています。どうやら、これは、ビートルズがダラスで唯一サインしたもののようです。

(2)ビートルズ、束の間のオフを楽しむ

Ticket for The Beatles at the Memorial Auditorium, Dallas, 18 September 1964

ビートルズは、1964年9月18日、ダラスのメモリアル・オーディトリアムでコンサートを行い、その前に楽屋で短いテレビ・インタビューを受けました。ダラスの記者からの質問に答えて、ポールとリンゴは、カウボーイのような南部訛りをマネてみせました。

ポールは「素晴らしい。とても素晴らしいよ。」と応えていますが、果たしてこれが南部訛りになってるんですかね、良く分かんないです(^_^;)リンゴが「僕はタバコも吸わないんだ」と言いながらタバコを吸っているところが、いかにも彼らしくてユーモラスですね(笑)

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この時、彼らが被っていたカウボーイ・ハットも、ステファニーたちからプレゼントされたものでしょう。テキサス州でカウボーイハットとくれば、ちょうどビートルズ羽田空港に到着した時に、はっぴを着て飛行機のタラップから降りてきたのと同じような印象を地元のファンに与えたのではないでしょうか?そういう意味では、ステファニーたちのプレゼントは、抜群の演出効果をもたらしたといえるでしょう。

ビートルズは、ステファニーたちとダラスで面会した翌日の19日、ミズーリ州アルトンのピグマンという牧場主が経営する牧場でオフを過ごしました。これがその時の写真です。

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なかなかサマになっているじゃないですか。どちらかというと、スポーツは苦手なイメージがある彼らですが、全員乗馬はできるんですね。それとも乗っただけかな?(笑)ポールは、後の「ペニー・レイン」のPVで馬で走ってましたが。

でも、おかしいな。一番ウエスタン好きのはずのリンゴだけが、カウボーイハットを被っていませんね。写真を撮影した時にたまたま被っていなかったのか、それとも持ってこなかったのかはわかりません。

ビートルズは、牧場でアットホームなもてなしを受け、とてもリラックスした気分になりました。そして19日は、ブライアンの30歳の誕生日だったのです。

4 「What You’re Doing?」の手書きの歌詞

(1)ゴミ箱に捨てられていた歌詞

さて、コレクターズ・アイテムのお話に戻ります。

これは、ポールが1964年にビートルズが初めてアメリカツアーをした時に、「What You’re Doing?」の歌詞を手書きで書いたものです。ビートルズは、アトランティックシティで数日間の休暇中でした。

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ホテルで曲想が浮かんで、部屋に置いてあったホテルの便箋に書いたんでしょうね。一番の歌詞は、レコーディングされたものと全く同じですが、二番の歌詞が若干違っています。そして、Middle8と書いて途中まで書いて終わっています。

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歌詞の一部が違っていて、しかも未完成であることからも分かるように、この手書きの歌詞は、書きかけでゴミ箱に捨てられていた未完成のもので、実際に使われることはなかったのです。それをホテルのメイドが回収し、アトランティックシティのコンサートプロモーターであったジョージ・ハミッド・ジュニアが手に入れました。

 

どうやらポールは、歌詞をひらめいて途中まで書きかけたものの、完成するに至らずゴミ箱に捨ててしまったようです。驚くべきなのは、途中で捨ててしまったにも関わらず、もう一度それに取り組んで曲を完成させ、レコーディングまでこぎつけたところです。

これが凡人だったら、せっかくいいアイデアを思いついても、メモして残しておかなければ忘れてしまうところですよ💦だから、普通の人間なら書きかけのメモでも大事にとっておくもんですけどね。後で再生できる自信はありませんから。

ところが、ポールときたら、ゴミ箱に捨ててしまったものでも、後でちゃんと復元して完成させてしまうんですから、やはり天才としかいいようがありません(^_^;)

(2)捨ててしまったアイデアの中にもお宝がある

話が脱線しますが、ウォルト・ディズニーがマンガを製作していた頃のお話です。ある日、彼の描画スタッフが仕事場についてみると、クシャクシャに丸めた描きかけの下書きが丁寧に広げられて、自分の仕事台に貼り付けられてありました。よく見てみると、それは、前日に彼が途中まで描きかけて気に入らず、クシャクシャに丸めてゴミ箱に捨ててしまったものでした。

スタッフが帰った後、ディズニーがそれをゴミ箱から拾い出して、ボードに貼り付けておいたのです。そこにはディズニーのメモ書きが添えられてありました。「こんな良い作品を捨てちゃだめだよ。」

ディズニーは、過去の経験から「捨ててしまったアイデアの中にもお宝がある」ということを知っていたんですね。そして、彼が仕事をスタッフに任せきりにせず、丁寧にゴミ箱を漁ってまで彼らの作品をチェックしていたこともよく分かります。

ビートルズにもやりかけて途中で止めてしまった作品が山ほどあります。おそらく、その中には大変なお宝もあったでしょう。それを考えるといかにも惜しい気がします。

 

(参照文献)MEET THE BEATLES FOR REAL, The Beatles Ultimate Experiences

(続く)

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