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ビートルズを誰にでも分かりやすく解説するブログです。メンバーの生い立ちから解散に至るまでの様々なエピソードを交えながら、彼らがいかに偉大な存在であるかについてご紹介します。

(号外)ドキュメンタリー映画「エイト・デイズ・ア・ウィーク」がグラミー賞最高音楽賞を受賞しました!

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ビートルズファンにとってはまた嬉しいニュースが飛び込んできました。彼らの下積み時代から世界的なスーパースターになるまでを描いたドキュメンタリー映画「エイト・デイズ・ア・ウィーク」のロン・ハワード監督が、この映画でグラミー賞最高音楽賞を受賞したのです。 

 

私は、この速報を目にしたとき、「え、何でグラミー賞?」と素朴に疑問に思いました。なぜならグラミー賞は、優れた音楽作品を創造したアーティストに与えられるものだからです。ミュージカルならまだしも、ドキュメンタリー映画の監督に与えられること自体が異例ではないかと思います。もちろん、過去に例はあるかもしれませんが。

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ロスアンゼルスタイムズ紙のインタヴューにハワードはこう応えています。彼がグラミー賞にノミネートされたと伝えられた時点で「とんでもない騒ぎになった。」「それは、一種の魅力的な人生上の体験と創造的な機会だった。しかし、そのニュースがインターネットに流れてまもなく、私は、ビートルズに関与することがとんでもないことをもたらし得るのだということに気付き始めた。まるで綱渡りみたいなスリリングな行為だが、これが現実なのだと思った。もちろん、私は、いつもそうしているようにその事実を真剣に受け止めたがね。」

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アカデミー賞監督賞を獲得した経験のあるハワードですら、グラミー賞にノミネートされただけでこれは大変なことになったと感じたんですね。映画に関する賞ならノミネートされてもそれ程興奮しなかったかもしれませんが、畑違いのグラミー賞なんてまさかと思ったでしょう。

 

彼の功績が偉大であることはもちろんですが、素材にしたビートルズが、これまたとんでもないモンスターバンドであることを改めて思い知らされたんですね。すなわち、彼らに関わることは大成功して称賛を浴びるか、大失敗してバッシングされるかのどちらかだということです。

 

確かに、グラミー賞には「音楽映画部門」があるのは事実ですが、あの映画は、音楽を題材にしているとはいえ、あくまでドキュメンタリー映画ですから、まさかノミネートされるとは予想もしなかったんでしょうね。なお、ハワードの他にプロデューサーのブライアン・グレイザー、スコット・パスクッチ、ナイジェル・シンクレアも受賞しました。

いずれにせよファンにとっても、喜ばしいことに変わりはありません。あの映画が単にファンのセンチメンタルな想い出をくすぐるだけではなく、映画としても立派な作品であることが証明されたんですから。映画を観るチャンスを逃した皆さん、DVDがリリースされてますよ。

 

ハワード監督、素晴らしい映画を制作してくれてありがとう。そして、ポール、リンゴ、ヨーコおめでとう。ジョン、ジョージ、スチュ、マーティン、ブライアン、ニール、マル、シンシア、モーリーンそれにリンダ、天国で乾杯してね。

(続く)

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