2026-01-01から1年間の記事一覧
ジョン・レノンの魅力は、感情をむき出しにする「未完成さ」ではなく、怒りや孤独、不安や記憶を別の質感へと作り替える「変換力」にある。『Norwegian Wood』『Help!』『In My Life』を軸に、ボブ・ディランやポール・マッカートニーとの違いも交えながら、…
ジョン・レノンの作曲は、最初に耳に残る断片をつかみ、そこから一曲へ育てていくやり方でした。本稿では『If I Fell』『No Reply』『This Boy』『In My Life』を手がかりに、入口となる導入部、途中を成立させる工夫、中間部の役割、ハーモニーの働き、コー…
noteで、小説『ザ・ビートルズ』第3回「不幸の連鎖」を公開しました。今回描いたのは、1962年のデッカ・オーディション当日です。機材トラブルや待機の緊張、寒いスタジオの空気のなかで、ビートルズが録音に向かっていく場面を書きました。本文の見どころと…
ジョン・レノンの作詞は、新聞や広告の言葉だけでなく、昔の歌の響き、ふと浮かぶ場面、記憶、与えられた題名など、さまざまな入口から始まっていました。『Please Please Me』『No Reply』『In My Life』『Help!』を手がかりに、ジョンが外から得た素材をど…
ビートルズはクリックトラックを使わずに、どうやって演奏や歌を重ねていたのでしょうか。クリックの基本から、当時のレコーディング方法、リンゴ・スターのテンポ感、重ね録りの仕組みまで、音楽に詳しくない方にもわかるようにやさしく解説します。
エリック・クラプトンから贈られたジョージ・ハリスンの愛機「ルーシー」は、1973年に盗難に遭い、メキシコへ渡った末に本人の執念で取り戻された伝説のギターです。来歴、盗難事件、返還交渉、そして奇跡の帰還までをわかりやすくたどります。
大阪・聖天通劇場で2026年4月17日〜20日に上演される舞台『春を映す』の出演情報をまとめた記事です。 劇団 ユニット WOW!! 公演として上演される本作は、大人の恋愛ヒューマンドラマ。上演時間は70分程度で、JR福島駅近くの劇場で観劇できます。チケット情…
ニール・アスピノールは、無名時代の仲間であるだけでなく、解散後のビートルズの遺産を守る番人でもありました。後編では、アップルコアの中枢で果たした役割、アランクラインとの衝突、アンソロジー制作、そして歴史の守り手としての晩年をたどります。
ニール・アスピノールは、ビートルズがスターになる前から彼らを知る数少ない仲間でした。学生時代からの縁、会計志望からロードマネージャーへの転身、そして絶対的な信頼を得るまでの道のりをたどります。
ビートルズは単なる「イギリスの伝説」ではありません。リヴァプールの移民史、4人の家系、ダブリンとベルファストでの公演、解散後の楽曲から、アイルランドとの深い関係をわかりやすく解説します。
2015年からビートルズについて書いてきたこのブログとは別に、初めて小説を書き始めました。物語はデッカ・オーディション前夜、雪の中をロンドンへ向かうジョン、ポール、ジョージ、ピート・ベストから始まります。史実を踏まえつつ、会話・情景・心理描写…
拙著『あなたの知らないビートルズ』のもとになった記事の一部が、NHKラジオ「ビジネス英語」2026年3月号に引用・掲載されました。2025年12月号に続いて2度目の掲載です。ビートルズについて長年書いてきた文章が英語学習教材として生かされたことへの喜びと…
1960年代、ビートルズが活躍したアビイ・ロードのスタジオでは、EMIの保守的な企業文化により8トラック録音機の導入が大幅に遅れました。エンジニアたちが白衣を着て働き、新機材の導入に数ヶ月のテストを課すほど慎重だったEMI。しかしその「制約」こそが、…
ビートルズの公式自伝映像『The Beatles Anthology』には、メンバー自身の記憶のズレによる誤認や、意図的に省かれたエピソードがある。2025年Disney+版で何が修正され、何が残ったのか。史実と照らし合わせながら丁寧に読み解く。
『臼山さんの事情』キャスト ※今日はビートルズではなく、少し個人的なお知らせです。興味のない方はどうぞスルーしてください。 私(アビイ玄)が出演する舞台『臼山さんの事情』 が、3月15日(土)16時からオンライン配信されます。 オンラインなので自宅…
1967年、「Penny Lane」の公式プロモーション・フィルムとは別に、ビートルズのメンバーが一切登場しない映像作品『Memory』が制作されていた。この事実は、英国映画協会(BFI)が2026年2月4日に公式発表したものである。BFIとはどのような機関か、そして『M…
1967年のビートルズ『Penny Lane』には、公式プロモとはまったく別の「幻の短編映画」が存在した。 60年近く誰にも知られずBFIのアーカイブに眠り続けた謎の映像『Memory』の全貌と、 ミュージックビデオ誕生の秘話を解説します。
「パパはビートルズだったの?」という有名な逸話は本当なのか。ジョン・レノンのインタビューを元に検証する。
オンライン配信公演(無料・約45分)と劇場公演の出演のお知らせです。
ビートルズ解散後、ジョン・レノンとポール・マッカートニーは本当に断絶していたのでしょうか。テレビ出演未遂、パン作りの電話、デモテープのやり取り、1980年インタヴューなどの一次資料をもとに、再結成とは別の形で続いていた二人の関係を検証します。
ビートルズ解散後、ジョンとポールは最後まで仲が悪かったのか。証言や一次資料をもとに、不仲説の真相と1974年再会までの関係を詳しく解説します。
「ビートルズはモノラルで聴くべきだ」という言葉を、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。本記事では、その背景や理由を整理したうえで、代表曲の聴き比べ例や再生環境別の楽しみ方を紹介します。モノラルかステレオかという二択にとらわれず、…
『サージェント・ペパーズはモノラルで聴くべき』という有名な言葉は、本当にジョージ・マーティンの発言なのか。制作現場の実態、当時のリスニング環境、2017年リミックスを踏まえ、この論争を冷静に整理します。
ビートルズが受けたデッカのオーディションをレコーディングした幻のテープがポール・マッカートニーに返還されました
ジョージはエリック・クラプトンを「While My Guitar Gently Weeps」のレコーディングに参加させ、行き詰っていた曲の完成に向けて大きく前進しました。
「While My Guitar Gently Weeps」のレコーディングにはジョンもポールも消極的で、ジョージにはなかなか協力してくれませんでした
インターネットラジオのパーソナリティを務めることになりました。番組名は「アビイ&桔梗の人生レット・イット・ビー」で、毎週日曜日20時30分から21時まで無料で放送します。月1回ビートルズを話題にします。初回は11日(日)です。
「While My Guitar Gently Weeps」が完成するまでは、作曲もアレンジもレコーディングも長い道のりをたどりました。
新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。