以前、ビートルズ研究の第一人者であるマーク・ルイソンに、ビートルズの才能に世界で初めて気が付いたのは、日本の作曲家の船村徹氏かもしれないとのメールを送りました。そして、それに対し大変貴重な情報と考えるとの返信があったことをお伝えしました。
その後何の音沙汰も無かったので、やっぱり大した情報じゃないとシカトされちゃったかなと思っていました(^_^;)
しかし、また彼から久しぶりにメールが届いたのです。驚きながら目を通してみました。内容は以下の通りです。
「拝啓
晋司様
私は、執筆活動でとても忙しく、返信が遅くなり申し訳ありません。
情報を提供して頂きありがとうございます。私は、船村徹氏について何も知りませんし、率直に申し上げてあなたの情報をそのまま受け取ることはできません。
しかしながら、私は、オープンな気持ちで、できる限りこの情報を注視していきたいと思います。
私は、あなたが情報を私にもたらしてくれたこと、そして私の著書であるTUNE INを読んでくれていることに感謝しています。次の第2巻に是非注目して下さい。
敬具
マーク・ルイソン」
というわけで残念ながら、私が提供した情報が彼の著書の一部に採用されることはなさそうです(^_^;)
まあ、仕方ないですね。これが真実であるという根拠はありませんし、仮に真実であったとしても、船村氏がビートルズに対し直接アクションを起こしたわけでもないので、薄い情報であることに違いはありませんから。
もし、船村氏が、ビートルズをEMIに紹介し、それをきっかけに契約したような事実があれば、それは歴史に刻まれたでしょう。
ただ、唯一の救いは、ルイソンが私の情報をガセネタ扱いせず、頭の片隅に置いてくれたことです。毎日世界中から大量のメールが来ている中で、私の情報に着目してくれただけでも幸運だったというべきでしょう。いや、それ以前に、彼のような雲の上の人と直接コンタクトできただけでも幸運です。
え❓秘書か誰かの代筆だったんじゃないかって❓確かにその可能性も否定はできませんが(苦笑)、メールの文面が非常に具体的であること、そして彼のこれまでの執筆活動からその誠実な人柄が窺えることから、そのようないい加減なことをする人物ではないと思います。
それで、私も以下のように返信しました。
「拝啓
マーク・ルイソン様
執筆活動で非常にお忙しいうえ、毎日送られてくる大量のメールに目を通すだけでも大変であるにもかかわらず、返信を頂戴し感謝しております。
私は、あなたが私の情報を注視してくれたことを光栄に思っています。
実際のところ、私の情報にはそれが真実であることを証明する根拠がありません。 さらに、仮にそれが事実であったとしても、あなたがそれに価値がないと思うのは合理的だと思います。
船村氏がビートルズの才能を見つけてEMIに紹介し、それをきっかけにビートルズと契約したという事実があれば、それには重要な価値があるかもしれません。 彼は特別にEMIから招待されていたので、やろうと思えばできただろうと思いますが、残念ながらそこまではしませんでした。
しかし、私は、あなたの記憶の隅にこの情報を書き留めることができただけでうれしいです。
次巻のTUNE INを楽しみにしています。
敬具
和田晋司」
ルイソンからのメールは、私個人のお宝として保存しておきます。あんな大物と直接コンタクトできたことは、ファンの皆さんにだけはプチ自慢できますね(#^.^#)
それでは、またポールのヴォーカルのお話に戻ります。しまった、もっと早く書き始めれば良かった。来日までに間に合いそうにない(>_<)
(続く)