★ビートルズを誰にでも分かりやすく解説するブログ★

ビートルズを誰にでも分かりやすく解説するブログです。メンバーの生い立ちから解散に至るまでの様々なエピソードを交えながら、彼らがいかに偉大な存在であるかについてご紹介します。

(号外)フレッシュン・アップ・ツアー参戦記(その3)

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ポールマッカートニーのフレッシュン・アップ・ツアーに参加したお話の続きです。

1 11月5日 両国国技館

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「ライゴク・コクジカン」は行けませんでした。平日ですもんね💦会場がドームより遥かに小さいのでポールとの距離が近いですから、できることなら観に行きたかったんですが。

セットリスト
1.A Hard Day’s Night
2.Hi Hi Hi
3.All My Loving
4.Letting Go
5.Come On to Me
6.Let Me Roll It
7.I’ve Got a Feeling
8.My Valentine
9.1985
10.I’ve Just Seen a Face
11.In Spite of All the Danger
12.From Me to You
13.Love Me Do
14.Blackbird
15.Queenie Eye
16.Lady Madonna
17.Fuh You
18.Being for the Benefit of Mr. Kite!
19.Something
20.Ob-La-Di, Ob-La-Da
21.Band on the Run
22.Back in the U.S.S.R.
23.Let It Be
24.Live and Let Die
25.Hey Jude

Encore:
26.I Saw Her Standing There
27.Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band (Reprise)
28.Helter Skelter
29.Golden Slumbers
30.Carry That Weight
31.The End

ポールの相撲好きはファンの間では有名ですが、まさか国技館が会場になるとは思ってもみませんでした。ステージでは曲の合間に「ゴッツアンデス」と言ってみたり、四股を踏んでみたりとたっぷりファンサービスもしてくれました。

エイブとブライアンが後ろで爆笑してますね。いやあ~、このシーン観たかったなあ~💦

多くのファンが「大相撲の日程に合わせて来日するのではないか」と想像したでしょう。実際、過去には福岡場所に相撲観戦に来たこともありますし。

しかし、スケジュールが合わなかったのか、大相撲の日程とは合いませんでした。イギリスではサッカーの試合の観戦をしていますから、警備上の問題はないと思うんですが。

国技館にしてもライヴ映像が全世界に流れますから、絶好のPRチャンスですよね。ああ、そうだ、奥さんはあまり相撲に興味ないんだった(^_^;)

ただし、「RYOGOKU KOKUGIKAN」を「ライゴク・コクジカン」と呼んでしまう外国人がたくさんいるでしょうね(笑)路上で外国人旅行者に「ライゴク・コクジカンはどこですか?」と聞かれて、そもそもどこのことなのかとっさに分かる日本人は少ないでしょう。

これが会場ですが、やっぱステージと客席が近えなあ~。

で、パフォーマンスの方なんですが「とても良かった」という声をたくさん聞いています。やはり、武道館と同じで会場が狭いため、天井や壁にサウンドが反響して返ってくるので、サウンドを身体全体で感じられるんですね。

ãpaul mccartney ryogokuãã®ç»åæ¤ç´¢çµæ2階席でもビリビリと床が響いていたという位ですから、相当な音圧だったのでしょう。国技館は、コンサートなどでも使えるよう音響にも配慮して建てられたのだそうです。
出色だったのは、ポールが「Blackbird」を演奏した時に、コツコツと足で床をタップする音まで聴こえてきたことです。これはたまりませんわ(^_^;)正にライヴでしか味わえない感覚です。また、ポールのベースのサウンドがとてもよく聴こえたという話も聞きました。

 

2 11月8日 ナゴヤドーム

(1)セットリスト

1.A Hard Day's Night
2.Junior's Farm
3.Can't Buy Me Love
4.Letting Go
5.Who Cares
6.Got to Get You Into My Life
7.Come On to Me
8.Let Me Roll It
9.I've Got a Feeling
10.Let 'Em In
11.My Valentine
12.Nineteen Hundred and Eighty-Five
13.Maybe I'm Amazed
14.I've Just Seen a Face
15.In Spite of All the Danger
16.From Me to You
17.Love Me Do
18.Blackbird
19.Here Today
20.Queenie Eye
21.Eleanor Rigby
22.Lady Madonna
23.Fuh You
24.Being for the Benefit of Mr. Kite!
25.Something
26.Ob-La-Di, Ob-La-Da
27.Band on the Run
28.Back in the U.S.S.R.
29.Let It Be
30.Live and Let Die
31.Hey Jude
Encore:
32.Birthday※
33.Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
34.Helter Skelter
35.Golden Slumbers
36.Carry That Weight
37.The End
※は、差し替えた曲です。

(2)ポール初の名古屋公演

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ポールは、新幹線で初めてとなる名古屋へ向かいました。1980年にウィングス愛知県体育館でツアーをやる予定が飛んじゃったんですね。それ以来の名古屋です。名古屋駅は、彼を出迎えるファンと報道陣でごった返していました。

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ナゴヤドームのゲート前のエリアはそれほど広くはありません。ですから、グッズ販売所も東京ドームなら横一列にずらっと並んでいましたが、名古屋ではそんなスペースはありませんでした。当然のことながら、グッズを買い求めるファンが長蛇の列を作りました。

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列の長さがどのくらいあるのか確かめようと歩いてみたのですが、途中で諦めました(笑) 開演1時間を切った時点でもまだ長蛇の列だったので、そのまま並んでいたら、たぶん間に合わなかったんじゃないでしょうか?

 

(3)視界良好!

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今回は3回公演に参加しましたが、その中でも一番視界が良好でした。というのも、私の席からポールまで視界を遮るものがなかったんです。

初日も決して悪い席ではなかったのですが、カメラを動かすメカのアームが結構視界の妨げになりました。これは運不運がありますね。

愛用の双眼鏡で食い入るように観てたんですが、これも良し悪しで観ることに集中すると曲にノレないんですよね💦やっぱり「Back in the U.S.S.R.」では、♫Hu~Woh~Woh~Wohって、大声でコーラスを入れたいじゃないですか。ドームの天井に向かって大声でコーラスを入れると、これはもう絶頂の極みですね。ピッチが合ってるかどうかなんてどうでもいいです(笑)

これもすっかり定番になりましたが、ポールが観客に向かってコールすると、観客がそれに応えてレスポンスを返します。「OhOhOhOhOh!」「YEAH YEAH YEAH YEAH!」 などとポールと観客との間の楽しいやりとりが続きます。彼が何を振っても観客も慣れたもので的確に応えますね。

(4)名古屋弁連発!

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ポールのことですから、当然初めての名古屋ということで名古屋弁を仕込んできているだろうと期待していました。ところが、2曲を終えた後の第一声では「コンバンワ、ナゴヤ。タノシモウ。アタラシイキョク、フルイキョクヤルヨ」と特に名古屋弁はなし。その後も一言も出なかったので、このまま終わってしまうのかなと思っていました。

すると後半に入り、「Fuh You」の紹介で「ツギハシンキョクダガヤ!」とついに名古屋弁を解放!もちろん会場は大ウケでした。あらかじめ地元の関係者に、何を言ったらウケるか相談してたんでしょうね。

ポールが「名古屋ありがとう。今晩来てる人で名古屋に住んでる人は?名古屋から来てる人叫んで。」と求めると、観客の半分くらいが手を挙げました。「じゃあ、名古屋以外から来た人は?」とこれまた半分くらい(当たり前ですね)。私もそうなんですが、全国から名古屋に来たファンがたくさんいるということですね。

「ナゴヤ、デラサイコー!」これまた大ウケ。そして、会場ではファンがライヴ前に観客に何やらプラカードを配っていました。私ももらったんですが「NAgoya」と印刷してありました。なるほど、「Hey Jude」のNA NA NAに引っかけたんですね。

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これを見たポールが「NA NA NA ナゴヤ!」と叫んでいました。効果てきめんですね。

 

(5)名古屋だけの特別な演出

会場に入って座席に座ろうとすると、椅子の上にビニール袋に入ったパンフレットが置いてありました。中をチェックしてみると、A3サイズの紙が二つに折られて、片面にポールの似顔絵のイラストが入っていました。注意書きを読んでみると、アンコール待ちの時にこれを顔の前にかざして下さいと書いてあり、丸い二つの覗き穴が開けられていました。

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2015年の武道館の時にやった観客からのポールへのパフォーマンスと同じようなものでしょうね。ただ、この時点ではどんなパフォーマンスになるのかは全く予想できませんでした。

そして実際にやってみると、我々がいるアリーナ席では日の丸が、そしてスタンド席では「JAPAN LOVES PAUL」の文字が見事に浮かび上がりました。日本人は、3万7千人いてもピッタリ息を合わせられるんですね。

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これを見た時のポールの反応です。「日本の国旗も僕へのメッセージもありがとう。」

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そして、アンコールで次のメッセージを観客に伝えました。「今日、誕生日の近い人がいるらしい。じゃあ、その人たちとみんなに捧げるね。」曲はもちろん、Birthday!この曲を演奏したのは、今回のツアーではこの日だけでした。

実は、奥さんの誕生日が20日なんです。会場に来ていた奥さんへのちょっと早目のバースデーソングのプレゼントをコッソリ入れてたんですね。ミュージシャンは、こういう粋なことができるのが羨ましいです。

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(6)泣く泣く会場を後に

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開演が20分ほど遅れたこともあって、ライヴの終盤に差し掛かる頃に終電の時間が近づいてきました。予定通り始まっていれば、何とか最終の新幹線に間に合う計算だったのですが、計算が狂ってしまいました。翌日は仕事があるので、何とか今日中には帰らないといけません。

それに駅はそんなに大きくないので、ライヴ終わりの観客が殺到すると長い行列ができて、電車に乗れなくなってしまうかもしれません。やむなく「Helter Skelter」を聴き終えた時点で、後ろ髪を引かれる想いで会場を後にしました。

予定よりは少し早めでしたが、これなら確実に新幹線に間に合うと胸をなでおろしました。何しろ初めて来た場所ですから、電車を乗り間違えでもしたらアウトです。電車を慎重に乗り継いで、新幹線の名古屋駅に到着した時にはホッとしました。

大阪まで帰ってきて大阪メトロに乗り、前の男性の乗客を見ると何とフレッシュンアップツアーのTシャツを着てるじゃないですか!間違いなく私と同じくライヴの帰りですよね。それで、その男性に思い切って話しかけてみました。

私「ポールのライヴ、最後まで観られましたか?」
男性「はい、The Endまで聴きました。」
私「この電車に乗っているということは、新幹線に間に合ったんですね?」
男性「はい、少々ダッシュしましたが(笑)」
私「ええ~、最後までいても間に合ったんだ!(♫チャンチャカチャカチャカチャン、チクショー!(小梅太夫風に))」

どうやら私は、フライングしてしまったようです💦しかし、これはまあ仕方ないですね。それに東京ドームで2回聴いてますし。

演奏された楽曲についての感想、その他もろもろのエピソードについては次回でご紹介します。

(続く)

 

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