2016-01-01から1年間の記事一覧
リンゴのドラミングについて最後の解説です。 3 I FEEL FINE(シングル、1964) この作品で、リンゴは、ジョー・チェンバーズに匹敵するテクニックで、シンバル/タムタムでR&Bシャッフルをやってのけました。実際、このドラム・トラックを聴けば、リンゴが…
ジョンやポールと親交のあったスチュアート・ケンドールさんからメッセージを頂いたので、ご紹介します。 ジョンは、4人の中で最も繊細な人で、それを隠すために自分が嫌いな相手に対しては、ワザと攻撃的な態度を取っていたという話は以前にしました。しか…
リンゴのドラミングの凄さについて、具体的な作品での説明に戻ります。 2 RAIN www.youtube.com リンゴのドラミングを評価する方で「Tomorrow Never Knows」を一番に挙げなかった方は、この作品の方を挙げたかもしれません。現にリンゴ本人も「The Big Beat…
ここで、再度ビートルズとマーティンの出会いから解散に至るまでを振り返り、マーティンの偉大な功績を総括します。 1 ビートルズとの出会い マーティンもテープを聴いた時には全く興味を抱かなかったと語っています。雑音が酷いし、サウンドのバランスは悪…
ジョンやポールと親交のあったスチュアート・ケンドールさんからメッセージを頂きました。ジョンの素顔についてのお話です。 ジョンは、世間では「皮肉屋」「辛辣な批評家」などと言われることが多かったのですが、実際の彼は、むしろ繊細で傷付き易い人だっ…
ビートルズをスター・ダムに押し上げた名プロデューサー、ジョージ・マーティンの功績を、具体的な作品を通じてさらにご紹介します。 12 I Am the Walrus(1967) この曲のためにチェロを特に有効に利用する譜面を書くことに加えて、マーティンは、ありと…
ジョージ・マーティンの偉大な功績について、具体的な作品を挙げながら話を続けます。 5 Being for the Benefit of Mr. Kite!(1967) ポールは、念入りにマーティンと彼の曲のアレンジについて議論しましたが、この作品についてのジョンのアプローチは、そ…
前回、ビートルズ・ナンバーを交えて天気予報をする気象予報士のオモシロ動画サイトをご紹介しましたが、皆さん、正解は分かりましたか?正解は全部で20曲です。 もう一度動画をアップしますね。 www.facebook.com 私は、1曲を見つけてジェフ・ベンセンさ…
面白い動画サイトがフェイスブックで紹介されていました。アメリカのローカル曲の気象予報士のジェフ・ベンセンさんがビートルズ・ナンバーを巧みに交えて天気予報をしているんです。 www.facebook.com 皆さんは、どの曲が入っているか分かりましたか? フェ…
ビートルズファンにとって悲しい日がまた一つ増えてしまいました(つД`)ノ2016年3月8日、ビートルズの元プロデューサーであり、育ての親ともいえる名プロデューサーのジョージ・マーティンが亡くなったのです。今回は急きょ予定を変更し、いかにして彼がビー…
ジョージ・マーティン氏が亡くなったことについて、スチュアート・ケンドールさんからメッセージを頂いたのでご紹介します。 「私は、数回彼に会ったことがあります。彼は、古風なイギリスのマナーを身に着けた本物の紳士でしたが、常にイギリス人の『滑稽な…
名プロデューサーであり、ビートルズをこの世に送り出してくれたジョージ・マーティン氏が90歳で亡くなりました。また、一人ビートルズに所縁の深い人物を失い、本当にショックです(つД`)ノ ブライアン・エプスタインがビートルズの「生みの親」なら、マーテ…
1 リンゴのインタヴュー 2 TOMORROW NEVER KNOWS (REVOLVER, 1966) (1)「リンゴ語」がタイトル (2)歪んだビート 1 リンゴのインタヴュー ここでリンゴ本人の意見も聞いてみましょう。このインタビューは、雑誌モダンドラマーの1997年7月号からの抜…
最近、スチュアート・ケンドールさんからメッセージを送っていただいたんですが、何だか怪しげな日本語で書かれているんです。どうやら翻訳ソフトを使っておられるようです。皆さんもご承知かと思いますが、まだまだ翻訳ソフトの精度は低くてあまり使い物に…
リンゴのドラミングの凄さについてのお話を続けます。(その43)でご説明したとおり、彼は凄いドラム・テクニックを持っていました。では、なぜ「リンゴのドラム・テクニックは大したことない。」などという俗説が、日本だけでなく世界中に広まってしまっ…
ケンドールさんがメッセージを日本語で送信してくれたんですが、ビミョーに分かりずらいんですf^_^;) 翻訳ソフトを使ってるのかな?「日本語勉強したんですか?」って質問しても何故かスルーされるんですよねT_T 以下、写真に添えられた彼からのメッセージで…
前回、ケンドールさんに関する訂正の記事を投稿した後、私のブログにご本人から訂正とお詫びのコメントを頂いたので、ご紹介します。 「この間送信したメッセージを少し訂正してお詫びします。その中で私は、デレク・『クーパー』がアップルの広報責任者にな…
このブログを読んでいただいている皆さんにお詫び申し上げます。というのは、(その41)でご紹介したスチュアート・ケンドールさんが、かつてビートルズのローディー(スタッフ)とご紹介していたのですが、ご本人がファンだったと訂正してこられました。…
1 リンゴ・スターのドラミングに対する誤解 2 グレッグ・コットの見解 3 リンゴは左利きのドラマー 4 リンゴはフィーリングで演奏していた! 1 リンゴ・スターのドラミングに対する誤解 「ア・ハード・デイズ・ナイト」に関する記事を書いている途中で…
ビートルズの元スタッフのスチュアート・ケンドールさんから新しいメッセージと写真が送られてきたので、ご紹介します。 この写真は、前回送ってもらったものですが、いつどこでどんな状況で撮影されたのかが分からなかったので問い合わせたところ、以下のよ…
ジョンとポールの旧友であるMr.Stuart Kendall(スチュアート・ケンドールさん)と、フェイスブックを通じて直接コンタクトを取ることに成功しました。 ポールと、ミック・ジャガー、一人置いてジョンがソファーに座っている写真がネットでアップされていて…
(その36)で映画のタイトル(曲名)が、元々リンゴの漏らした言葉がきっかけでてきたと書きましたが、普段からリンゴは、ちょっと天然っぽいところがあって、時折無意識に変な言葉を口にして周囲を笑わせていました。 リンゴの天然ぶりを示すエビソードの…
映画のストーリーはこうです(ネタバレありなので、これからDVD等を観るつもりの方は飛ばして下さい!)。 リヴァプールから来た4人のビートルズと名乗る若者達。ビートルマニアに追いかけられる毎日でしたが、何故かメンバーの一人、ポールのおじいちゃん…
ビートルズは、1964年3月11日、撮影場所をトゥイッケナム撮影所に移しました。このスタジオは、後に映画ヘルプ、レット・イット・ビーや数多くのPVの撮影やソロ活動にも使われました。 この日は、午前8時から10時までビートルズが「I Should Have Known Bet…
話をちょっと中断して、(その35)でジョンが最初に手に入れたDallas Tuxedo(ダラス・タキシード)について続報を書きます。これは、彼が育てられたミミ叔母さんの実家の屋根裏部屋から見つかり、「ビートルズ・ストーリー」というリヴァプールにあるビー…
1 初の主演映画 2 奇妙な日本語タイトル 3 映画の撮影 4 サウンドトラック・アルバムも制作 5 タイトルの由来 1 初の主演映画 ビートルズの勢いはとどまるところを知らず、1964年3月2日にいよいよ初主演映画「A Hard Day's Night (ア・ハード・デイズ…
1 最初はアコースティック・ギター (1)Gallotone Champion (2)長い間行方不明になっていた 2 最初のエレキギター~ヘフナークラブ40 3 先に手に入れていたエレキギターがあった? (1)Dallas Tuxedo (2)屋根裏部屋で発見された (3)ビートルズ・…
おかげさまで、このブログの月間PVが現時点で1,400件を超えました。このペースで行くと、今月の月間PV は1,500件に達しそうです。閲覧して頂いている皆さん、ありがとうございますm(_ _)m このレベルに到達すると上位3割以内にランクインするとのことで、ブ…
アメリカで大成功を収めてイギリスへと凱旋した彼らでしたが、早速、新しい楽曲の制作とレコーディングが待ち受けていました。しかも、初の主演映画「A Hard Days Night(ア・ハード・デイズ・ナイト)」の制作も控えていたのです。この映画についてはまた改…
海岸を散歩するレイモンド・ジョーンズ 1 なぜ名乗り出なかったのか? 2 まさかの大どんでん返し 3 過去の歴史が覆ることもある (1)でっち上げ説 (2)スペンサー・リーが裏付けた 4 レイモンド・ジョーンズは本物だ (1)客観的事実に符合する (2)…