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ビートルズを誰にでも分かりやすく解説するブログです。メンバーの生い立ちから解散に至るまでの様々なエピソードを交えながら、彼らがいかに偉大な存在であるかについてご紹介します。

(号外)サージェント・ペパーについてスチュアートさんの感想をお聞きしました

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このブログでも度々ご紹介しているジョンとポールの共通の友人であったスチュアート・ケンドールさんに、2017年5月26日に世界同時にリリースされたアルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」がイギリスでチャート1位を獲得したことについて感想をお聞きしました。

 

この写真のジョンとミックの間に座っている人です。何しろ、50年前にリリースされた時、その場にいた人ですからね。こんなチャンスに恵まれた人も珍しいでしょう。

「sgt. pepper's lonely hearts club band no1」の画像検索結果
スチュアートさんは、今回リリースされたサージェントのデラックスエディションを前に、宇宙空間を再起動する時が来たと思ったそうです。

「私は、数日前に自宅の大きな車庫の中で椅子に座って、イタリアンワインを大きなグラスに注ぎ、新しいデラックスエディションを私のステレオにセットすると、でっかいタンノイ(イギリスのスピーカーメーカー)のスピーカーから大音量でサウンドが響いてきました。まるで、初めて聴いたような気がしました!素晴らしい!優秀だ!最近の人々は、1967年のイギリスがどれだけ不便だったかを忘れてしまっています。携帯電話やインターネットはありませんでした。すべての車は黒または灰色で、退屈なスタイルをしていました(アレック・イシゴニスによって設計されたカッコいい「ミニ」を除いて)。トイレット・ペーパーは、ザラザラしていて今のように柔らかくフワフワではありませんでした。

ペッパーは、モノラルミックスでリリースされ、ステレオミックスは、ステレオが単なるまがい物でそのうちすたれるだろうと考えていたEMIが後になってリリースしました。

世界がこんな風に時代遅れだった頃に、ペッパーがいかに時代を超えた存在であるかを実感しました。しかし、それを記憶している年齢の人はごく僅かになりました!」

 

いかにもサージェントがリリースされた当時の状況を物語る証言ですね(≧∀≦)既に当時、このアルバムがいかに時代を超えたものであったか、また、今回新たにリリースされたものがいかに素晴らしいかを証言してくれています。

ビートルズは、50年前にポピュラー音楽界に革命を起こし、50年後に再びそれを知らない人々に新鮮な驚きを与えたんですね。

(続く)